医師紹介

上条 隆典
体外受精を含む不妊治療に加えて、内視鏡を用いた不妊原因の診断と治療を中心に30年にわたり診療してきました。
1990年より多のう胞性卵巣症候群(PCOS)をはじめとする排卵障害に対する様々な排卵刺激法の開発を通して経験したこと、また留学中に始めた着床のメカニズムに関する研究を通しての経験。そして帰国後1996年より取り組んだ内視鏡(腹腔鏡及び子宮鏡)治療により、私の治療のスペシャリティーとしての総合的な不妊治療を開院以来実践してきました。当院を受診される皆様には、この30年以上にわたるすべての情報と経験にもとづいた治療を提供します。
妊娠成立が、当院での治療の終点ではありません
元気な赤ちゃんを分娩することが、当院での不妊治療の卒業と考えています。このため体質や病態から予測しうる妊娠中の問題点も事前にアドバイスし、その点を含めて産科をご紹介しています。そして病態によっては分娩後の受診の時期についても提案するなど、きめ細かく丁寧な対応を通じて、女性のライフステージに寄り添う医療を目指しています。
- 産婦人科専門医
- 生殖医療専門医
- 婦人科内視鏡手術認定医
- 外来子宮鏡手術認定医
「原因をはっきりさせることが、治療のいちばんの近道です」
これが当院の基本方針です。
私たちができること:
オーダーメイド治療
オーダーメイド治療とは、一人ひとりのからだの状態にあった、最適最良の治療のご提案です。
皆様の体質・体調は一人ひとり違います。それなのに、治療方法が決まりきった数種類しかなかったら――と考えたことはありませんか。私たちは、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの治療方法をご提案します。一人ひとりのからだの状態にぴったり合う方法でのアプローチ、それがオーダーメイド治療です。
そしてこのきめ細かい治療こそが、高い妊娠率(出生率)・治癒率に結び付いています。
最も得意とする分野
- オーダーメイドの不妊治療
- 内視鏡(子宮鏡)による日帰り手術
- 月経不順・月経痛、子宮内膜症を引き起こす多のう胞性卵巣症候群(PCOS)の治療
- 思春期〜更年期でのホルモン異常の治療
上条女性クリニックのスタッフ全員が、この理念に沿って取り組んでおります。
経歴
- 1988
- 群馬大学医学部 卒業。群馬大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」を担当するかたわら、多のう胞性卵巣症候群(PCOS)の病態解明の研究に専念。研究結果が生殖生物学のLife Science誌に掲載(1994)
- 1993–1996
- 新しい不妊治療修得のため渡米。不妊治療専門機関 Diamond Institute for Reproduction に所属。翌年ニュージャージー医科歯科大学(UMDNJ)産婦人科に教官として移動し、妊娠メカニズム解明のため当時最先端の着床研究に取り組む
- 1996–2001
- 帰国後、群馬大学産婦人科にてIVFを含む不妊治療にアメリカでの研究結果を臨床応用して成果を挙げる。アメリカで始まったばかりの生殖外科※に日本で最初に取り組み、5年間で内視鏡(腹腔鏡・子宮鏡)手術を800例以上経験
- 1998
- アメリカでの業績が、生殖医療の分野で世界的権威のある雑誌「Human Reproduction」に掲載。この業績により博士号授与
- 2002
- IVF・生殖外科を含む、当時日本で初めての不妊治療専門「上条女性クリニック」開業
- 2005
- 婦人科内視鏡技術認定医 取得
- 2006
- 生殖医療専門医 取得
- 2024
- 日本初の外来子宮鏡手術認定医 認定
※生殖外科とは「生殖医療(不妊治療)」のために、子宮及び卵巣機能の維持向上に特化した手術のできる「内視鏡技術」を兼ね備えた医師だけが行うことのできる医療のことです。
治療実績
開院以来、子宮内膜症や排卵障害も含め、総合的に不妊治療と向き合ってまいりました。最近では、免疫性の着床障害や慢性子宮内膜炎の有無、体外受精胚移植においては着床前診断などの遺伝子検査ばかりが過剰に注目されています。それ以前に、妊娠には着床の場である子宮環境の整備がとても重要です。もっと広く言えば、必要な栄養素とそれを効率的にからだの各部位に運ぶための血流改善により、子宮内膜を機能的に改善し、子宮環境・着床環境を整えることが妊娠に必要不可欠であると痛感しています。
- 年間の妊娠例数
- 400例以上
- 新鮮胚移植による分娩率
- 25%以上を毎年継続
- 妊娠の内訳
- 体外受精 約50%/タイミング・人工授精 約50%
- 受診される方の平均年齢
- 38歳超(年々上昇傾向)
妊娠例の半分は体外受精胚移植によるものですが、残りの半分はタイミングや人工授精での妊娠です。これは『必要な治療を必要な方に届けられた結果』と考えています。
研究・学術発表
- 多のう胞性卵巣症候群(PCOS)の病態解明の研究 ― 生殖生物学のLife Science誌に掲載(1994)
- 米国での着床メカニズムの研究 ― 生殖医療の世界的権威誌「Human Reproduction」に掲載され、博士号授与(1998)
- 流産を繰り返すPCOS女性のホルモン分泌に関する研究を欧州生殖医学会で発表 ― 注目演題ドクター数ランキングTOP3に選出
- 電場空間(DENBA)を用いた胚培養・凍結融解胚移植の臨床研究を日本生殖医学会で発表(2023)
女性の生涯を
支える医療
“妊娠が治療終了ではなく、安全に分娩して治療終了なのです”
そして、“妊娠分娩が人生の全てではありません。女性としての美しい人生が残っているのです”
これが、当院が支持されるもう一つの理由です。
10代・20代の方へ
当院では10代・20代の女性にも大きく窓口を開いています。月経不順や月経痛、ニキビなど肌の問題――これらはすべて卵巣機能に直接関係しています。自分の体質や子宮・卵巣の状態を前もって知り、必要な予防や治療をしておくことは、その後の人生の計画に役立つだけでなく、後に治療が必要となった場合でも、短時間で、安全で、一番経済的です。
分娩後・更年期の方へ
不妊治療や分娩が済んだあとの女性に対して、お産とがん検診以外に親身に診てくれる婦人科がなく困っている、という声を多く聞いてきました。妊娠分娩した女性もいずれは更年期を迎えます。治療を頑張ったけれど結果につながらなかった方、治療を区切って別の人生を歩みだした方も同じです。
当院では、妊娠前でも、不妊治療中でも、そして分娩後も、女性のファーストキャリア・セカンドキャリアの後押しとアドバイスを積極的に行っています。母親が当院で妊娠分娩し、そのお子様が成人して月経不順や月経痛、不妊治療で受診されるなど、長期のお付き合いの患者様が多いのも当院の特徴です。
