自分のからだの状態を知り、早めに対処しましょう

診療の解説

内視鏡治療
 ~子宮内膜ポリープ・子宮粘膜下筋腫~

不妊治療に内視鏡治療を組み合わせて妊娠率の向上

これは開業以来20年にわたり掲げてきた当院のもう一つの大きな特徴あり、本当の意味での生殖医療(不妊治療)を実践し提供してきました。最新の機器を導入し使いこなせるのも、これまで積み重ねた経験と実績にもとづいています。それゆえ

『局所麻酔+午後半日での手術』

が可能なのは、これまで積み重ねた経験と実績をもとに最新の機器を導入し、それを使いこなせるからこそできるのです。
これは開業以来20年にわたり掲げてきた当院の大きな特徴です。

また不妊治療と内視鏡治療を組み合わせたおかげで、 妊娠にとってマイナスと考えられる子宮病変を取り除いた結果、昨年は手術した周期で妊娠に至った方も多く、半年以内におよそ半数が妊娠に至っています。その後に体外受精胚移植や解凍胚移植に進んだ方にも非常に多くの妊娠が実現できました。

最新機器を用いた子宮内膜ポリープ切除術

子宮内膜ポリープ

子宮粘膜下筋腫

入院不要・局所麻酔のみで痛みも非常に少なく短時間で治療できます

日本でもいろいろな施設でポリープ切除を行っていますが、局所麻酔で午後半日の時間、しかも自分一人でも通院可能というのはあまり聞いたことがないのではありませんか。欧米のトップの病院ではこれが基本の診療の形であり、日本でこれができるのは当院だけです。

カメラが入るだけの5mmしか子宮の出口を拡げませんので、この操作の苦痛も局所麻酔で十分コントロールでき、従来法のように小さくても7mm程度の鉗子で子宮内膜を広範囲につまんだり擦り取るのでは痛みが強いのですが、カメラさえ子宮内に挿入できれば、子宮をこすることもなく病変部のみを削り取るので痛みがほとんどありません。

また、ポリープ切除の最中もモニター画面を一緒に見ながら説明するだけでなく、最後の仕上がりの状況も一緒に確認して取り残しのないことや、今後の方針なども一緒に説明して終了となります。

このような技術に加え、当院の内視鏡手術選任の専門看護師が、外来受診中から術後に至るまできめ細かく対応しますので、気持ちの上でも安心して手術に取り組めたというご意見が多く聞かれます。

手術後の患者様からは

・ポリープを削るというので、痛そう・怖いというイメージでしたが、実際に削っている時に痛みもなく、しかも短時間で終わったのでほっとしました
・手術前は不安で痛みにおびえていましたが、専任の看護師さんがその都度対応してくれたので安心して手術に臨めただけでなく、
実際に痛みもわずかで翌日の仕事も問題なくできました
・術後の出血はほんの少し3日程度あったのみで、1日のみ軽い生理痛程度でした


といった感想・ご意見を非常に多くいただいています。

子宮鏡のスペシャリストは全国でも非常に少なく、適切な手術・治療ができるドクターは限られています。しかも当院のように、ひとりひとりのその後の状況を見据えて不妊治療との両立を視野に入れての提案をしているクリニックはほとんどありません。