不妊治療・婦人科 上条女性クリニック
毎年、これほど多くの女性が妊娠いたる背景には、次の特徴があります。
- 最良の卵子を得るための一人一人に合わせた排卵誘発法
- 独自の理論に基づく“上条式子宮内膜活性化”による子宮内環境の整備
- 内視鏡外科治療を取り入れた、新しい総合的な不妊治療
はじめにひとりひとりの排卵の特徴や子宮内膜のくせをつかみ、精子の状態も含めて問題点を浮き彫りにし、それぞれにもっとも適すると思われる治療を提供します。しかも、治療しながら常に評価と修正を加え、一人ひとりにあわせた治療計画を立てますので、本当の意味で最適最良、かつ最短の治療での妊娠をめざしています。このため、排卵刺激の方法だけでも数種類あり、こういう治療をしていますとひと口には言えません。20代・30代、そして40代と、卵巣の反応も子宮の状態も全く異なりますので、誰も彼も皆同じ治療ということはありえません。
体外受精の場合でも、排卵誘発の良し悪しは結果を大きく左右します。数が多ければ良いというものではありません。20個以上の卵子が発育し、卵巣過剰刺激症候群を起こした場合、妊娠率が下がるというのは、世界的な常識です。また、採卵の前に大きくなりすぎても卵子の変性が多くなり、かといって小さすぎては未成熟卵ということになりかねません。このちょうどいい頃合は、年齢や個々の女性で異なりますので、診断力の差が、卵子の良し悪しに現れます。最良の卵子でなければ妊娠しにくくなるのは言うまでもありません。
子宮周囲の血流改善を目的とした この“上条式子宮内膜活性化”により、当クリニックでは体外受精での平均年齢が36歳以上であるにもかかわらず、70パーセントを超える妊娠率を挙げた月もあるほどです。これまでのホルモン補充治療だけでは子宮内環境の整備が困難であった女性も、数多く妊娠に至ったのは当然の結果だと考えています。
最近の傾向として習慣流産(不育症)というと、すぐに免疫的な原因ばかりを検査し、染色体の検査をすすめる傾向が全国的に見受けられますが、不育症の原因を統計的にみると、免疫的な原因によるものは1割程度と考えられ、それ以外は、受精後に起こる偶然の染色体異常によるもと、またそれ以外で大きな割合を占めているものでは妊娠初期のホルモン分泌不全や子宮内膜が薄いことによる物理的な問題があげられます。原因が免疫的なものでないのに、アスピリンやヘパリンといった抗凝固療法をしても効果がありませんし、かえって副作用もあるのです。また夫のリンパ球を用いた治療が以前には行われていましたが、米国では、すでに10年前に効果が立証できないとの結論が得られ、最近ではほとんど実施されなくなっています。
当院でも免疫的な原因が突き止められ、アスピリン/へパリン治療を行い、分娩にいたった症例もありますが、不育症治療で来院した女性のほとんどは、免疫的な要因ではなく、妊娠初期のホルモン分泌不全のことが多く、それぞれの体質からくる卵巣の機能不全と関係している場合が、非常に多いのです。また子宮内膜が非常にうすい女性も、初期流産の危険性が高く、治療が必要です。
不育症治療は、妊娠成立後からというのが一般的ですが、いつ排卵したかが分からなければ、治療のタイミングを逃しかねません。また、子宮内膜の厚さを改善するには、排卵前から治療しないと充分な効果が得られません。このため当院では、不育症であっても、不妊治療と同様にタイミングを図り、排卵日を知ることで、どこから治療を始めるかを決定しています。このため治療が手遅れになるということはありません。- 健全な肉体でなければ妊娠しにくく、胎児の発育も芳しくない